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2020/06/05 06:04

近所を流れる小川には、散策用に整備された道が両岸に続いており、時間をみつけては小さな自然を楽しむようになりました。

春から夏にかけての季節は、川岸に咲いている花の種類が毎週のように変化しているので、今季初めて目にする花を見つけると、つい散歩の足を止めてしまいます。

この時期は至るところにドクダミの花が咲いています。

こちらの黄色くて真ん中がホワホワした花はオトギリソウの仲間だそうです。
情けない事に今年初めて認識しました。

先日は蕾だったアジサイの花が咲いていましたが、見頃になるのはもう少し先の様子。その代わりに今回は、ほんの咲き始めの姿を見る事ができました。
アジサイといえば、濃淡の青色や紫色からピンク色まで、その色の美しさに目を奪われ感嘆させられますが、咲きかけの状態を横から見ると、茎が幾つにも分かれて沢山の花が咲く構造になっていることがわかります。見頃の時期には、つい花の色をメインに鑑賞しがちですが、構造に着目できるのは咲きかけの瞬間ならではです。また、純白のアジサイも潔い感じで良いですよね。

青味の紫色の花は、よく晴れた好天の日よりも曇り空や雨の日の方が映えますので、もうしばらくアジサイの季節を楽しめそうです。


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美術専門学校教員
イラストレーター
アート・コミュニケーター

永井シュンイチ